国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

【ルワンダ①】ルワンダのKISEKIを体感せよ。

リアルタイムはボツワナ。アフリカで多分一番安くサファリができるらしいチョベ国立公園に向かいます!
これまで泣く泣くスルーしてきたアフリカのアクティビティ、後半戦で取り戻すぞ!
 
 

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夜10時前、飛行機はルワンダキガリ空港へと着陸した。
 
ルワンダは入国に際しビザが必要だ。
日本人はアライバルビザが取得できるため、とりあえず現地に行って$30を支払えばいい。
 
インドのアライバルビザはかなり待たされたが、ここはなんてことないすぐにスタンプが押された。
 
果たしてビザが本当に必要なのだろうか?この先しばらくの国々もビザが必要で、国が米ドルを欲しがっているだけのように思えて仕方がない。
 
 
タクシーで10分ほどのところにある日本人宿KISEKIに2泊宿泊する。
もう辺りは真っ暗で、さすがに緊張した。
 
まずはルワンダの通貨、ルワンダフランを入手しなくてはならない。
周囲を警戒しつつ、ATMで引き出す。
 
$1=926rfということで、結構桁がでかくなる。
 
空港のタクシーで信用できそうなものを選び乗車。
警戒したが特に問題なく宿まで送り届けてくれた。少し高くつくが、安全には変えられない。
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スタッフが出迎えてくれて簡単に宿の説明をしてくれた。
ベッドには蚊帳が取り付けられていた。人生初の蚊帳に少しワクワクした。
 
一泊$12ほどと格安とはいえないが、調べた時からこの宿に泊まりたいと思っていた。
理由はいくつかある。
 
 
まずは今後のアフリカの旅程や旅のアドバイスを受けたかった。
 
ここならアフリカに慣れている日本人がいるだろうから、経験に基づいた話やオススメを聞けると思ったからだ。
かなりビビっていたし、ルートも決めかねていたので情報はいくらでも欲しかった。
 
 
次にこのKISEKIは日本食レストランも営業していて、昼に5000rfで食べ放題なのだ。
これは逃すわけにはいかない。
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あとは経営者の日本人の方がかなりすごい起業家で、この宿も地元のシングルマザーの雇用を創出しているというソーシャルグッドなもので興味が湧いたからだ。
 
 
宿は日本から来た大学生がインターンとしてきて働いていたり、ボランティアをするためにきた人、アフリカで起業をしている人が拠点にしているなど何かしらの目的を持ってきている人が多かった。
 
大学生の”アフリカでインターン”は確実に流行りはじめている。
タンザニアで泊まった宿も日本人の大学生をインターンで雇っていた。
 
 
旅行者としては現地に詳しい親しみやすい日本人スタッフがいるのは心強いしありがたいことだ。
 
 
到着した日はクタクタで、とりあえず持っていた味噌汁を二杯作って飲み泥のように眠った。
 
久々に熟睡した。やっぱり日本人宿は安心感があるんだろう。ずっと眠りが浅かったのが嘘のように、寝癖を爆発させながらのそのそと起きた。
 
 
居心地が良いし、今後の旅は大変なものになると予想がついていた。
本棚にあった『謎の独立国家ソマリランド』という分厚い本に惹かれてそれを読破するまで滞在することに決めた。
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日本から見たら遥か異国のルワンダで、もっと辺境の国について書かれた本を読むのはかなりオツだ。
 
これ以降、旅小説を読むことが増えた。
本はどこで読むかでも面白さが変わるのだということを教わった。
 
 
コンゴにメイズを輸出するビジネスをしている方に、アフリカで事業をするワクワクについて聞いて応援したくなったりもした。
 
 
 
ルワンダは今から25年前に壮絶なジェノサイドが起きた国である。
高校の頃、倫理の授業で『ホテルルワンダ』を見て以来一度は訪れようと思っていたのだ。
 
 
博物館を二か所訪問して、歴史や解決されるまでの経緯を聞いた。
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実際に難民を匿っていた施設には当時の弾痕が残されていた。
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屋上からの眺めはよく、ここで敵軍を監視していたという。ルワンダは千の丘を持つ国と言われている。
戦において山の頂を抑えることは重要で、取り返しに来る敵軍を撃退し続けたという。
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最後にパネルに書かれていた文章がすごく心に響いたので画像で共有する。
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テルルワンダのモデル、ミルコリンズにも言った。特に何かあるわけではないが、一応中に入れてもらってこんな感じなんだな〜と視察した。
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博物館の人曰く、あの映画はかなり美化されたものでフェイクらしい。匿ったのは相応のお金を払った人だけでそれほど美談ではないとのこと。
なのであの映画はルワンダではあまり評判が良くないそう。
 
 
 
悲しい歴史を持つ国だが、今は打って変わって非常に治安が良い国だ。
夜でも女子供が出歩いている。初日はタクシーを使ったが、使わずとも十分に宿まで歩けただろう。
 
もっとも入国して人の話を聞いたり数日過ごしたからわかることで、あの時はあれが最善手だったのだが。
 
キガリのシンボルはこのカラフルなドームだろう。コンベンションセンターといって、国際会議などで使われる建物らしい。
この周りには高級ホテルや、モールなどアフリカとは思えない綺麗な建物が並んでいた。
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2ヶ月以上ルワンダにいる方は、ルワンダはアフリカの骨休めだと言っていた。
確かに治安がしっかり確保されていてご飯も美味しい。
 
宿の皆で韓国料理を食べにいったのはいい思い出だ。
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ルワンダから陸路で次の国タンザニアへと行くために郊外のニャブゴゴバスターミナルへ行く。
バス停は人でごった返していたし、ボロい食堂で炭水化物ばっかりの大皿を出してもらってようやくアフリカを感じた。
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バスの出発はAM3:00。夜行バスの運行が禁止されているかららしいが、AM3:00は夜だろと突っ込まざるを得ない。
 
 
バイクタクシーにまたがり、夜12時ごろKISEKIを後にしてニャブゴゴへと向かった。
ここから連日の怒涛の移動の日々が始まるのだ。
 
ああルワンダよ、旅人に束の間の休息を与えてくれてありがとう…