【キューバ①】革命の国キューバの表裏
少し停滞気味だった気分はいつの間にか高揚に変わっていた。
メキシコの次に向かうはキューバ。今回は久しぶりに訪問する前に少し調べてから向かった。機内でキューバ映画を一本見たり、メキシコの宿で二冊ゲバラの本を読んだり。インプットした上での渡航はやっぱり意気込みが乗っかってくる。緻密に調べすぎてしまうのも面白みにかけるけど、こういうことが感じられたらいいなぁというゆるい目標みたいなのが持てるとちょうど良いのだろうか。
ハバナ空港から旧市街中心部までは結構離れている。この移動はタクシーが一般的で、ローカルバスも存在しているとのことだが通貨の両替問題(キューバは珍しいことに、現地人用と観光客用で二種類に貨幣が別れている)などで少し面倒。
手練れの猛者のブログを漁れば安くバスでいく方法も見つかるだろうが時間と労力がかかることは覚悟してほしい。
僕はフライトの疲れもあり諦めてタクシーに乗車した。観光客向けの通貨はCUC(クック)という単位で、1cuc=1$となる。ちなみに現地人通貨はCUP。
独特の街並みを横目に見る。
街の中心部、象徴的な建物が国会議事堂。
キューバといえばで有名なクラシックカーも健在。ただ写真で見てわかる通り我々に馴染み深い所謂普通な車もあり、徐々に数が減っているという情報は確かだ。
観光客に需要があることは理解しているようで、クラシックカーと同じ形の新しい車が走っていたりもした。ただやっぱり味わい深さが違う。さびが足りないっていうとしっくりくるのかな。
国会議事堂は街のシンボル。夜もライトアップされていて、中心で輝いている。
治安がいいので、近くの店に繰り出す。ご当地ビールを飲むことも忘れずに。
宿は朝食もついてくる。安価で洗濯もしてくれるのでありがたい。
カサという仕組み。ホステル並の価格でどこか民宿感もある。
旧市街を歩くと古びた国旗やゲバラのイラストがところどころ。
物価もかなりさがってきて、ローカル向け通貨を用いることができる。
節度を持って利用させてもらう。
安価だが相応の単調な味のピザだった。
こちらは路地裏で出会った美人猫。
ハバナを一通り観光したところで、海の綺麗なエリアであるバラデロへ移動。
観光地であり、キューバで有名なお酒「ハバナクラブ」がお土産で売ってある。
熟成年数でかなり値段が違う。書いたいところだが、まだ旅は続くので荷物を増やすわけにはいかない。
お待ちかねのカリブ海。
旅行中に見てきた数々の美しい海に勝るとも劣らない。
奮発して、インクルーシブホテルに宿泊。
費用を払って仕舞えば、飲み食べ放題。そこら中にあるバーカウンターで、カクテルを頼んでは飲み続けた。
お腹がいっぱいになったら泳いで腹を空かせて、また食べてを繰り返す。
元を取ろうとする卑しい旅人だ。
最後は宿でゲバラの本を読み就寝。
悠々自適なリゾートを満喫しきった。
のちに行くハワイの海は足元にも及ばなかった。
キューバはアメリカに屈したかもしれないが、ゲバラのかっこよさは未だ根強いし、海の綺麗さは圧勝だ。