国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

【ペルー④】天空の城マチュピチュ

昨夜の大雨は奇跡的に降り止み、少し曇った状態で遺跡へと向かうことになった。

ネットの天気予報によるとこのところずっと悪天候。降られないだけ幸運だ。

 

犬がお出迎え。ネパールの山でもこんなことがあった。

犬はすっかり旅で苦手になっていたのだが、この子はいい子だった。野犬にもいいやつと悪いやつとがいる。

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遺跡に向かって進む途中、1人が体調不良を訴え始める。

ペースを下げながらなんとか遺跡到着を目指す。

 

ラピュタっぽい階段を登っていく。

送迎のバスもあるが、片道千円くらい取られるので使わない。

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遠くに山が見え始める。あれはおそらくマチュピチュ山で、あのあたりに遺跡があるはずだ。遠さに少し萎えたりしながらも歩みを進める。

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開けた場所からスタート地点が見えた。こうしてみると随分登ってきたなぁと言うことがわかる。

 

川に侵食されることで山がつくられているんだろうなってこともわかるし、天然の要塞だなと思う。

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そんなこんなでマチュピチュの入場口に到着。

クスコで購入したチケットとパスポートを提示して遺跡の中に入れる。
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ここからはお待ちかねのマチュピチュ遺跡を紹介していこうと思う。

美しい景色っていうのもあるけれど、憧れの場所にいるんだっていう感動に胸が高鳴った。

 

入ってすぐに古めかしい石碑が現れる。

冒険して数世紀ぶりにこの遺跡を見つけた人はどれほど驚いたのだろうか。
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こんな山奥にどうやって巨大な石を運んでいったのだろう。

ここはコンドルの間だったかな。
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遺跡を一通り観光した後、マチュピチュ山にも登った。

マチュピチュ山付きのチケットを買ったのだが、時間が決まっていたのを見落としていた。入り口のおじさんに事情を話して懸命にお願いした仕方ないなぁと入れてくれた。

 

帰りのバスの時間もあり、残された時間はあまりない。

ハイペースで登っていくが、想像以上にきつい。

 

maps.meのいくつかあるview pointをみて、次のところまでは行こう!とハッパかけあいながらなんとか登る。

 

結構いい感じの眺めのところまで辿り着いた。

こんな風にマチュピチュを見下ろせる。
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この写真だとよくわかるが、棚田のような部分がある。自給自足で栽培して養える人数を考えると限られた人だけがこの遺跡で暮らしていたことを伺い知ることができる。

神官とか聖職者が暮らしていたと他のグループのガイドが説明してるのを小耳に挟んだ。
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誰しもが一度は訪れてみたいと思う遺跡マチュピチュは、想像通りの建物が並んでいる。それ自体は期待を上回るものではないかもしれないが、天然の要塞なんだなんと感じさせてくれる周囲の景色や立地、たどり着くまでのプロセスが期待を十分に満たしてくれた。

 

世界遺産は今やネットで手軽に映像としてみることができる。一番いい状態を切り取って放送するから、実際に見た光景とのGAPにげんなりすることも今後ますます増えてくると思う。

 

そんな時流の中でも感動するだけの理由がマチュピチュにはしっかりとあった。

 

 

...そんな南米のクライマックスであるマチュピチュを終えて、僕の旅への情熱は燃え尽きかけるのであった。