【フランス①】美食の街リヨンで英気を養う。
ヨーロッパを代表する二カ国どちらにも友人が住んでいるためだ。
今回はパリにはいかずリヨンだけの訪問。予算的にも厳しいし、友人はリヨンに住んでいるからだ。
空港から中心の駅まで電車に乗り、その駅からバスに乗車。
わからないときは街の人に聞くけれど、英語で聞いてもフランス語で帰ってくる。
何となく意思疎通はできたので無事友人と合流することができた。
友人は小学校の時の同級生で、中三から八年間フランスで単身ダンスを勉強している。
以前はバレエ、今では現代ダンスに励んでいるそう。
見知った人の家で3泊もできるのは本当に気が休まる。
ヨーロッパはずっと移動続きだったので、これだけの日数でも何だか長居しているような気がしてくる。
着いた日は移動の疲れもあるし時間もそんなになかったので特にしたことはない。
夜に学校の友人と集まって飲むということでそこにお邪魔させてもらったくらいだ。
小さなbarで、フランスのビール1664を飲む。多分フランスで一番メジャーなビールで、なかなかの美味しさだった。
ダンスをしているのが何となくわかる友人たちで、どこか洒落ていて個性的な人が多かった。
フランス語が喋れたらもう少し話すことができたのだろうが...日本がすごい好きだ！っていう何人かの人としかちゃんと会話をすることができなかったのが残念だった。
翌日は一人でリヨンの観光。この日は一日中歩き回って17km。かなり疲れたが、リヨンの綺麗な景色にたくさん出会うことができた。
目指すはリヨンで一番の名所、大聖堂。
道中でローマ帝国時代の舞台跡地に出くわした。
この時点で既にかなりの高さを歩いて登ってきているのだが、お目当の大聖堂はさらに上。
汗をかきながら登っていく。
なぜかモノクロの写真しか撮ってなかった。外観はこんな感じ。
内部はステンドグラスから差し込む光が神秘的で、神聖な空気に満ちていた。
教会を出て、裏手にまわるとリヨンを一望できる。
オレンジ屋根の家がたくさん。
教会を降り、旧市街エリアへ。
個人的にはこの旧市街が一番好きだ。どこを切り取っても絵になる。
石畳に背の高い家に挟まれた路地。
ここならきっと誰が撮ってもいい写真になる。
タトゥーショップの店員さんがCoolで写真を撮らせてもらった。
カメラが趣味の人は、この街歩きがもっと楽しいんだろうな。
川を越えて市街地エリアへ。
青空にフランス国旗がよく映えている。
世間は平日だが、僕にはそんなこと関係ない。
川のほとりにはベンチがあって、休憩がてら寝転んで日向ぼっこ。
栄えているけれど、騒々しくない。リヨンは休日を過ごすのにもってこいの街だ。
ここに隠居したい…人生は長いのだから数年くらいはこの街で暮らすことにしよう。
できるか知らないけど、今勝手に決めた。
次は拓けた公園に到着。日本では見慣れない大きな水鳥がそこら中にいる。
さらに驚くことに、キリンやシマウマもいた。笑
この公園は特に入場料とかもないのでびっくり。
散策はこれにて終了。
途中長いトンネルを数kmひたすら歩いたのはきつかった。自動キックボードが至る所で走っていて、あれに乗りたいなぁという気持ちがすごく湧いた。
日本でも作ってほしい。途上国でも結構見かけたし日本ができない理由はないと思うんだよな...
家についてみた夕焼けがすごい美しかったなぁ。
空が日本とは違うのだろうか。やけに映える。
晩御飯は友達が日本食を作ってくれた。
白米がうまい、出し巻き卵がうまい、味噌汁がうまい、くぎ煮がうまい...ずっと悶えてた。
炊飯器で炊くお米なんていつぶりだろう。日本食が一番だ。
最終日ローカルのカジュアルディナーコースを食べにいく。
せっかく美食の街に来ていて、フレンチを味わうことをせず帰るわけにはいかない
本格的で、特にメインのタンとジャガイモの料理が絶品だった。
一人20ユーロと少し。夜でこの量ならかなり安いと思う。大満足だ。
フランスに旅行するとなると大抵、パリやモンサンミッシェルだけな場合が多いと思う。
でリヨンやマルセイユなど南の街は親しみやすくて、より優しさを感じられるはずなのでそちらにも足を伸ばしてみてほしい。
美食に癒され、旅の英気を養うことができた。リヨン好きだなぁ、いつか暮らしたい。
次はロンドン。リヨンから17時間の移動だ。
途中パリを経由したが、夜もいい時間だったので僕がみた景色はこれだけ。
パリの街は将来の僕にお預けだ。
