国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

【ナミビア⑤】世界一美しい民族ヒンバの村へ!

リアルタイムはパラグアイ

ボリビアが大統領選挙の影響で暴動が起こっていて、パラグアイとの国境が閉鎖されているとのこと。おかげで旅程は大幅に狂い、アルゼンチン→チリ→ペルーというルートで旅することになりそうです。

 

毎日夜行バスはしんどいなぁ...頑張ります。

 

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オプウォのテントサイトで気持ちの良い目覚めを迎えた。

昨晩は珍しくぐっすり眠ることができた。

 

疲れていたのもあるが、尾骶骨の部分の地面を少し掘って穴をつくると快適になることがわかった。

 

朝日を眺めながらテントを畳む。今日も新しい一日の始まりだ。

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さてはるばるオプウォに来た目的は、ヒンバ族と出会うためだ。

 

ヒンバ族は最近話題の『クレイジージャーニー』でも取り上げられたことのあるナミビア北部に暮らしている民族で、生涯水浴しない、赤土を体に塗りつけるなどの特徴を持っている。

 

 

彼女たちの村はどこにあるのかわからない。なので、ガイドを通じて訪問する必要がある。

 

先人のブログによると、オプウォのOKマートの近くにヒンバ族の出店があるらしく、そこでガイドと出会えるとのこと。

 

"エリザベス"という名前の恰幅の良いおばさんにお願いしたとの記事が多かった。

 

大抵前日に見つけて頼んでおくらしいが、僕らにはその時間はなかった。

 

朝一で飛び込みで捜索を開始した。

聞き込みしたところ、一人の男がやってきて案内してくれるとなった。

 

どうやらヒンバ族の男らしい。男は普通の服を着ている。

労働は基本的にせず政を担うそう。

 

値段を聞いたところかなりふっかけてきて、交渉に応じる気配もなかった。

一人当たり600ナミビアドルとか言ってたかな...あり得ない。笑

五人合計ででもおかしくない。

 

横柄で不愉快...お土産として現物支給でお礼を持っていくのがヒンバ族訪問の一般的な形だ。

その相場は調べていたのだが、それも大幅に上回ったものを要求された。

 

自分の村に入るからかなり要求したのだろう。

 

 

彼の申し出を断り、別の人に安く頼むというと、どうぞどうぞ〜って感じですぐ引いた。これまた少しムッとする。

 

 

少しした後、結局アリスという女性のガイドを見つけることができ、良心的な値段で頼むことができた。アリスを待ってる間もさっき交渉したおじさんに出会って、「ノープロブレム?」と聞いてきてまた鬱陶しかった。

 

ああ大丈夫だよ、と努めて平静を装ってあしらった。プライドだ。

 

 

助手席にアリスを乗せて、後部座席に四人つめて乗りこむ。ヒンバの村へ出発だ。

ハードな道を進んだ上で、途中脇道に逸れていくと村が現れる。

 

 

アリスがヒンバ語を操って説明をしてくれ、交流が始まる。

着いて驚いたのだが、この村にはヒンバ族以外に、デンバ族、ヘテロ族の三部族が共同で生活していたのだ。

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ヒンバ族以外に他の部族がいることは聞いていたのだが、一緒の場所で暮らしているとは思いもしなかった。

 

一気に三部族すべてと交流できたのは嬉しい誤算だった。

 

簡単にそれぞれを紹介する。

まずはデンバ族。

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彼女たちはヒンバ族同様上半身は裸。髪を黒い土で固めて、カラフルな装飾をつけている。

 

 

そしてヘテロ族。

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彼女たちは派手なドレスを着ている。頭の帽子は細長い棒のようなものを包んで形成されている。

 

 

そしてヒンバ族。

髪の毛は赤土で固めている。

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やっぱりかっこいいな...

 

アフリカの民族訪問系は、お金をいちいち要求されたりとビジネス感が強くてがっかりした...なんてことが結構増えている。

 

だが今回はありのままの生活を見せてくれたし、お金もせがまれなかった。

 

「モロ!」、「ペリミ?」「ペリナワ!」と彼女たちの挨拶を交わすと喜んでくれる。

 

 

子供達は可愛く、サングラスをかけるお茶目な姿も見せてくれた。

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おうちはこんな感じ。

牛の革でできた衣服や土でできた食器などが置かれていた。

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水浴の代わりに煙で体を清めていて、その後赤土と牛脂を混ぜて体の塗料を作っていた。

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僕らにもつけてくれて、すっかり顔が真っ赤になった。

 

これで僕もヒンバだ。

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塗り終えて出てみるとみんなが円形になってお土産を売っていた。

お礼にいくつか買い物をすることにした。

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最後にお土産を置いてお別れ。

ちゃんと公平に分配していたのが印象的だった。

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ポテチを僕らにまでまわしてくれて、本当に優しい人たちだなとほっこりした。

 

アリスをマーケットに送り届けて解散。

楽しい時間だった。

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あとはウィントフックへと帰還するのみ。

夕方には帰り着いて、翌朝に車を返した。

 

五日間のレンタカー旅はこれにて終了。濃密だった。

 

 

 ケープタウンへ向けてのバスに翌日乗り込む。