【トルコ①】日の出とともに気球を眺め、奇岩の中で日の入りを眺む。
リアルタイムはイタリア、ローマにいます!
無事友人と合流でき、金融危機を乗り越えました。
ヨーロッパの物価は高いので相変わらずの貧乏旅ですが...笑
イタリア、バチカンでとうとうこの旅も16か国目。
ほとんど滞在していないところもありますが、結構旅してきたなぁと感慨深いです!
ヨーロッパ堪能するぞ!
さていつものお願いです!
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ヒッチハイクでバトゥミまでの大移動を終えた僕らは、息つく暇もなく次の街へ。
天気の悪い黒海沿岸は値打ち半減だ。
バトゥミはそこそこ大きな街で、見ようと思えばいくらか見所はあったのだろうけど今回は一泊しただけで通り過ぎることに。
次の目的地は名所カッパドキア。
バトゥミからはかなり遠い。
なんと800km以上。
1日で行くことは不可能だ。
夜行バスに乗れば一泊分浮くことになるし、カッパドキアでまっている友人もいたので早く到着したかった。
目的地のトラブゾンまでは200kmないくらい。
前回に比べれば随分短いから楽なはずだ。
この思い込みが後々僕らを苦しめることになる…
まずバトゥミからトルコ国境まで行く。
この国境は黒海に面していて、少し泳いでいる人も見かけられた。
しばらく水切りをしたりして海を眺めていた。
黒海の水は少しだけしょっぱくて海水と淡水が混ざっているのかな...
この先すぐがトルコ。
あちら側にはモスク、こちら側には教会があるのもまた面白い
ちょっとだけ残ったトルコのコインでチョコバーを買って食事の足しにした。
国境を超えた僕らはバスやタクシーの勧誘を無視して歩き、少し行ったところで親指を立てた。
国境越えてすぐのところだと甘えるなよ...って心理が働くと見越しての、少し離れたところまで歩く作戦だ。
この作戦が功を奏し、イケてる兄ちゃんが10km先のダパという街まで乗せて行ってくれた。
難所と思われた国境付近を脱することができたのでもう楽勝だ。
そう思ったがここから二時間半のストップ。
歩いてはヒッチハイクを試みるもビュンビュン車は素通りしていく。
途中一台止まってくれたが一人しか乗れなくて断念。
工事現場っぽい場所の近くでしていて、そのための車両が時々停まるので紛らわしかった。
期待して裏切られるのは辛い。(自分らの立ってるとこが悪い←)
この先はまっすぐの道路で駐車できそうなポイントはずいぶん先だ。
数kmは重い荷物を背負って歩かなければならない。
もうダメかと思い、あと五分でポイントを移動すると決めて心を込めて手を挙げる。
そこに神の車が。
30キロくらい乗せてくれた。
ここからはどんどん乗り継いで細かく進んでいきます。
途中ハイウェイど真ん中で降ろされるわ、雨が降ってくるわでてんやわんや。
ここやばい...と思ったポイントでは30秒で車が止まってくれたり 、目の前でヒッチハイカーを降ろした車が今度は僕らを乗せてくれるなどのラッキーが続いてなんとか前進を続けた。
そして次の車、陽気なおっちゃんがトラブゾン手前の少し大きなリゼという街まで運んでくれた。
トラブゾンに行く前に、まずは飯を食っていけ!と食堂に連れてってくれた。
オーダーと支払いをして颯爽と去って行った。かっこよすぎる…
ありがとう、いつか僕も同じことを他の誰かに施します...
すごく今は心が貧しいのかもしれない。とても美味しかった。水もたんまり飲ませてもらった。
食堂で興味津々に話しかけてきた少年。
僕がちょうど横目でMETROの看板を見ていたのでそこに駆け込んでみることに。
なんとラッキーなことにあと25分後にカッパドキアへと向かうバスがあるとのこと。
即二人分購入して乗車。
当初の予定とは変更があったが、結果としては無事翌朝にカッパドキアに着くことができた。
バスの中はかなり快適で、何度もお茶やお菓子が提供された。
トルコ国内の移動はバスが主流で、上述の通りかなり質が高いのでオススメだ。
翌朝、カッパドキアのある街の近くで降ろされる。
ここからはギョレメという村まで行く必要がある。車の往来はほぼゼロ。
どうもタクシーがバスで行くしかないらしい。
しかし、僕らはここまでヒッチハイクとクレカで乗り切ってきたのでトルコマネーが一切ない。
当然残っていたジョージアのお金も使えない。
ATMも両替所もないのでピンチ。同じ道をヒッチハイクする予定の人は注意!
同じバスに乗り合わせた他の旅行者にギョレメに着いたら降ろして必ず返すということで、バスのチケットを購入していただいた。
ありがとう...
そんなこんなで無事にカッパドキアの村、ギョレメに到着!!!
丸々24時間の大移動だった。
偶然見かけた大学の同級生にwi-fiを借りて宿の確保と現地で待ってくれてる友人との連絡を済ませる。
宿はオーナーが正直うざかった…それ以外は文句なし。
カッパドキアは観光地だけあって物価は少し高い。
宿の値段もご飯もお手頃ではないので2泊で旅立つことに決めた。
自炊できればいいのだが、宿のキッチンは使わせてもらえない。
(女の子は使えるという情報もある)
上述通り宿のオーナーはうざいのだ。
しんぺーがシャワーついでに服を洗って屋上に干しに行こうとしたら呼び止められる。
「なんだそれは?」
「干しに行くんだけど。」
「洗濯はだめ。水の金払え!」
「は!?」
こんな感じのやりとり。
結局最初にそんな説明も聞いてないだろと主張して金を払わずには済んだ。
次はないぞ!みたいな感じだった。
翌朝、全室のドアに洗濯禁止ですって紙を作って貼り付けていた。
しんぺーの顔を見ながらw
ちなみに宿にあるランドリーの利用料金は1泊分くらいするので馬鹿げた値段設定だ。
そんな値段にしておいてこの言い草だから本当に不愉快。
まじで宿のオーナー向いてないなどと二人で愚痴り合いながら散策に出かけた。
お店だとケバブが一番安い、それでも300円だ。破産する。
結局マーケットでパンを買い、チキンの詰め合わせとチーズを買って毎回手作りのサンドを作ることで食事をまかなうことにした。
これだと一食100円くらいになる。
宿は朝食付きなので、朝食はひたすら食べて食べて食べまくる。
先にカッパドキア入りしていた友人ひろむ、ひろとの二人と合流。
彼らもバラナシで一緒だった。
ひろとは一週間インドでともに旅をしていて過去のブログにも登場済み。
絶景スポットを紹介してくれた。
こんな感じ。
んで岩のくぼみのスペースで音楽を流しながら日が沈むのを見る。
さながら秘密基地。
インドでの出会いはいいものが多い、なんてことを聞いたことがあるのだがその通りだ。
今日は解散、ひろむ&ひろとは別の宿に。
翌朝はカッパドキア名物気球を見に行く。
ここ数日風が強くて気球が飛んでいなかったようだが、明日は飛びそう。
ということで早起きして丘に登って気球の飛び交う様子を見るのだ。
翌朝、少し寝坊して朝5時ごろに合流。
起き抜けだが少し遅れているのでちゃっちゃか歩く。
空を見ると気球が少し飛んでいた。
丘の上に着くとたくさんの観光客、そしてたくさんの気球が宙に舞い上がっている。
眠気はすぐにどっかに消えて夢中で写真を撮っていた。
有名なだけある。間違いなく絶景だ。
気球に乗ることは予算的に難しかったが、見上げるだけでも十分美しかった。
到着した日に出会った同級生もどれかの気球に乗っているはずだ。
一時間以上は丘にいただろうか。
早起きしたので宿に戻って二度寝。いい夢が見れそうだ。
もう一度秘密基地に行って日が沈むのを見てカッパドキアを締めくくった。
少し名残惜しいくらいで移動するのがちょうどいい。