【キルギス③】ドナドナのリピート再生!キルギスを発つ。
複雑な問題を抱える国ですが、エルサレムやテルアビブといった主要な都市は比較的安全です。
街並みも想像以上に綺麗。ユダヤ人はなぜ日本はああいうニュースしか報道しないんだって怒ってました。
国に持っているイメージと実際に訪れた時の乖離があると、旅の価値をより感じます。
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トレッキングを終えてカラコルに一泊。
この日はワンナイト人狼で盛り上がる、さながら修学旅行のような夜でした。
平然と嘘をついたり、村を守る覚悟を問うてみたり、神に誓わされたり…
論理的にというより感覚的な割合高めの人狼は面白かった。
翌朝、宿に荷物を置いてカラコルのアニマルマーケットへと向かう。
アニマルマーケットという言葉だけを聞いて、
「どんな動物が売ってるのかな。ペットショップみたいな感じ?」
と思っていたら大間違い。
道を歩きながら少しいないかな〜なんて気にかけて歩いていたものだから、アニマルマーケットで五匹くらいハリネズミを飼う妄想をして見事に裏切られる。笑
そんな可愛い動物の溢れる天国のような場所ではない。いわゆる家畜の売買が行われる場所である。
羊やヤギを手荒くバイヤーが運んでいく。
このまま進んでいくと売られるとわかっているのか大人しく前に進まない、だからこそ手荒くバイヤーが引っ叩きながら前に動かす。
正直あまりみていて気持ちのいい光景ではなかった。
他にも牛や馬の売買がされていた。
馬の扱いだけは他と比較すると良かったように思う。主に乗馬や運搬の役割で飼われるからなのだろうか?
家畜の中にも少し階級のようなものを見た。
札束を大量に持ち歩きながら商談を行なっている。僕のような貧乏バックパッカーでは到底持ち歩くことのない額だ。
現地の物価水準を考えると相当の額の取引が行われる場所なのだ。
毎週末に行われ、ここで仕入れた家畜が生活の中心になるのだから必死で当たり前。
そんな現場を観光客として覗かせてもらうことに感謝をしつつ、場違いで何か偉い人にでもなったようで気が引けた。
マーケットの地面は家畜たちのフンだらけで、ある観光客の一団は靴にビニール袋を履かせて歩いていた。
この光景もかなり違和感があって、不快だった。
"そうでもしないと歩けないようなところで商売をしている様を見物している”
こう見えてしまうからだ。
もちろん当人にはそんなつもりはないのだろうし、自分も大差ないのだろうけど違和感があった。
こういった感情には旅中度々直面する。
人間関係の上下を超えて、優劣が存在している。そして自分はどこか劣ったものとして相手を見ている。
そんな自分に気づいた時に気持ち悪くなるのだ。
購入された家畜は各々のトラックの荷台に積み込まれていく。
ずっと頭の中ではドナドナが流れている。
ある晴れた昼下がり〜市場へ続く道〜荷馬車がゴトゴト子牛を乗せていく
ドナドナドーナ、ドーナ子牛を乗せて
ドナドナドーナ、ドーナ荷馬車は走る
僕は普段からお肉を食べて生きている。
アニマルマーケットを見て悲しい光景だと思いつつも、目を背けるのは自分勝手な気がしてとにかくあるがままを見ようとした。
バイヤーや畜産農家にとっては生活がかかっているし、僕も消費者の一人でなくては困る存在の一人。
だけれど、もし家畜や精肉を他の技術によって代替していくことが可能なのであればその方向を目指す必要はあるのだなと思った。
ビシュケクのさくらゲストハウスにしばらくぶりに戻る。
晩御飯はちょっとリッチに中華を選択。六人だといろんな料理をシェアできて楽しい。
やっぱり口に合う、辛いものが難なく食べれるなんて...ビシュケクに着いた時からは考えられない。
美味しい食事って幸せだ。
宿では学生団体の友人と再会する。
海外で見知った人に会うのはすごく不思議な感じだ。
次のフライトをアルマトイ発で予約しているので、またマルシュールトカでとんぼ返り。
みんなに見送られて宿を出発。
やっぱりたまにくる日本人宿はいいな。
アルマトイではあの子が待っている。さぁ帰ろう。(帰ろうって言っちゃってるw)