国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

【インド⑤】一人旅再開、インドの西へと進もう

これからいく三都市は名前が似ていてややこしいので最初にインドの都市と位置関係を説明する。
 
これまで僕は東端のコルカタからスタートして北東に進んできた。
 
デリー、アグラ、ジャイプールの三都市はゴールデントライアングルと呼ばれることもある。
 
 
ジャイプールからさらに西のエリアはラジャスターンと呼ばれる地域であり、端の方にジャイサルメール、その中間にジョードプルが位置している。
(全部「ジ」で始まって「ル」で終わる。順番にピンクシティ、ゴールドシティ、ブルーシティという呼称を持つというややこしさ。)
 
 
今回の旅は三週間でインドを一応横断したと言えるだろう。
 
他にも南インドや北部のラダック地方と呼ばれるチベット文化圏に近い場所など、まだまだ行けていない都市は多い。インドは奥が深いのだ。
 
 
 
ジャイプールはジャイサルメールへと向かうために立ち寄っただけで、そこまで期待はしていなかった。
 
 
ピンクシティというと惹かれて行ってみたいと思うものだが、実際は全然ピンクじゃない。
昔イギリスの偉い人が来た時に、その人がピンクが好きで街銃をピンクで塗装したことからそう呼ばれているらしい。
 
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たとえいまピンクじゃなくてもそう呼んじゃう感じがいかにもインドらしい。
他のシティたちはちゃんとその色を感じさせてくれるのだろうか...
 
 
 
ここまで残念な感じを伝えてきたが、アンベール城と呼ばれるお城は立派だった。
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嬉しいことにここでは学割が使えた。
国際学生証という海外で使える学生証を発行していて、初めて使える時がきた。千円分くらい安くなったのでだいぶ元を取れた。
(欧州ではもっと使える場面が増えるので、学生の旅人でその地域に行く場合は作っておくといいかもしれない。)
 
 
 
炎天下の中一歩ずつ城を登っていく。
頂上から見る景色は雄大で、これまでとは地形が変わっていることもわかった。
 
砂地で乾燥していて、砂漠が近いことがわかる。
 
 
かつて存在した王国はどんな繁栄をしていたのか、敵が来ないかここから遠くを見張っ
ていたのか、なぜ滅んだのだろうか…などを想像しながら歩いて回った。
 
 
 
次の街ジャイサルメールへは初の夜行バスで向かう。
 
バス会社がたくさん立ち並ぶエリアがあり、そこで適当なカウンターに声をかける。
どこに行きたいのかを伝え、エアコン付きかどうかを選び予約完了。
 
 
エアコンなしの寝台席で、たしか550ルピー。相変わらずの安さだ。
 
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寝転べるのはありがたいのだが、頭をおくあたりがかなり黒ずんでいたり自分の背丈だとギリギリまっすぐ寝れる感じで揺れると頭を打つのが難点だった。
 
バックパックも中に入れて寝るので少し手狭、エアコンもないから暑い。
 
 
 
脱水症状になりかけながら翌朝9時にジャイサルメールに到着。
 
 
 
お腹が空いた…夜行で移動すると宿代も浮くし大抵ご飯を食べれないので一食減るなど、体に負荷をかける形で節約できる。
 
多用はオススメはしないが、体力があるときはいいかもしれない。
 
 
この地でしたいことはラクダに乗って砂漠へ行くこと。
そのツアーはジャイサルメールからも参加できるのだがい、いろいろコストがかさむ。
 
 
直接砂漠の近くの村まで行ってゲストハウスなどにお願いする方が安いらしい。
 
 
一息つく間もなくクーリー村という遠方の村へと向かうバスを探す。
ローカルなバス停でチャイを飲みながら待つ。
 
 
このあたりの人は今までの街のインド人と少し違って、安心して会話ができた。
観光客から金を取ってやろうみたいな気概がなくて大変良い…
 
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目当てのバスが来たので乗り込む。
冷蔵庫まで積み込んでぎゅうぎゅうで出発。このバスは田舎に物資を運ぶ貴重な交通網なのだろう。
 
 
一面砂地で何もないまっすぐな道をひたすら走って1時間半でクーリー村に着く。
今までの旅で一番田舎で、なんでこんなところにいるんだろうって不思議になってくる…
 
 
次回は砂漠を行きます