国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

【インド⑥】人生初砂漠!ジャイサルメールは一番好きになった場所。

バスで1時間半ほどでクーリー村に到着。

 

 

先人の旅ブログによると乗ったバスの時間で降りると宿を経営してキャメルサファリもやってるおじさんがいるらしい。

 

名前はアルジュンさん。

 

 

この情報を頼りにとりあえず田舎の村まで来て、バスで着いたらその周りにいる名前だけがわかる人物にばったり会って、キャメルサファリを申し込もうっていう不確実要素満載なスタートである。

 

 

これでも行けてしまいそう、なんとかなるだろうと思って実行するようになったのは自身の変化だなぁと思った。

 

 

実際にバスを降りてバス停にいる人を見回す。

一人こちらに視線を向けてくる人がいる。

 

 

 

 

 

「...are you アルジュン?」

「Yes」

 

 

 

おおおお!!ほんまにおった、笑

 

ということで無事にミッションクリア!

彼に連れられて宿へと向かう。

 

ほぼ毎日客がいないか見に来ているのだという。

 

だから多分こんな感じで大丈夫、キャメルサファリをご所望の方はぜひアルジュンさんに会ってください。笑

 

 

16時半から砂漠にラクダに乗って行くこととなった。

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家族経営でみんなお手伝いしてる。この子を除いては笑

 

今は12時過ぎくらい、出発まで部屋を貸してくれて自由に過ごせる。

利用が無料なのはありがたい...ずっと浴びたかったシャワーを借りて、100ルピーでお昼ご飯もつくってもらった。

 

 

そこからは出発時間まで昼寝。移動で疲れていて、すぐに眠りに落ちた。

 

 

 

16時半、宿を出発。水を3リットルほど用意。

ラクダとご対面

 

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足のラインがキュート、まつ毛がめっちゃ長い。

 

背中にまたがると前脚後脚と順番に立ち上がる。

 

この時にかなり前後に揺れる、気をつけるべし。

 

ラクダこんな背高かったのか...見える視線がガラッと変わる。

 

村を通り抜ける途中に村人にかなり見られる、少し恥ずかしい。

観光客感丸出しだ。

 

 

鐙がないから鞍に着いてる取手と両足ではさみながらバランスをとる。

普段使わない筋肉だからか結構疲れる。

 

 

1時間半ほどまたがって進んでいく。

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最初は植物の生えた砂地って感じだけど、だんだんちゃんとイメージしている砂漠に景色が変わってくる。

 

 

砂の粒子が細かくなってきて、ラクダの足跡がくっきりと残る。

 

 

砂の色が濃いところは水分を含んでいて雨が降った証拠だ。

雨季が近づいていて、運が悪ければ雨に降られかねない。昨日は雨だったそう。

 

 

途中何個か寺院も見つけたが、こんなところまで礼拝にくるのだろうか。

改めて信仰心はすごいなと思った。

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1時間半ほどラクダに乗ったところでポイントに到着。

ずっと遠くまで続く砂の地平線が見える。

 

 

今なんで自分はこんなところにいるんだろう...そんな気がしてくる。

 

過酷な環境、こんなところでもし置いて行かれたら生きていけない。

マスターキートンじゃないと無理です。

 

 

あと50kmくらいでパキスタンとの国境。

村に来る途中にたくさん見た風力発電で供給された電力で国境の監視灯を動かしているらしい。

 

 

日が沈むのを見た後に夕食。

 

質素だけど美味しい玉ねぎ多めのカレーとチャパティ、ライス。

甘くないソルティラッシーもついてくる。

 

こんな砂漠で暖かいご飯が食べられるだけで十分幸せなことだ...

 

 

高さのある丘の上にマットを敷いて、星空を眺めながら寝る。

 

 

贅沢だ...晩御飯の残りの玉ねぎを周りにばらまく。

これがかなり有効な虫やサソリ避けになるそう、生きる知恵だ。

 

 

 

朝、日の出とともに起床。意外とちゃんと寝れた、睡眠は浅いと思うけど。

 

寝てる間に何度か強風で砂塵に襲われたりと起きたらだいぶ砂を被っていた。

口元も覆っていたけれど少し砂でじゃりっとする。

 

 

ラクダに乗って同じ道を帰る。

宿に戻ると甘いチャパティの朝食を出してくれた。

 

 

ラクダ使いの少年は砂漠で寝るとこまでずっとついてきてくれたので少しばかりのチップとサングラスをあげて別れた。

 

 

行きと同じようにバスで帰ろうと思ったがなかなか来ず、乗合トラックの荷台に乗ることになった。

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ラクダに乗るのも楽しかったが、トラックに乗るのもかなり面白かった。

荷台には牛乳のケースがたくさんあり、途中の集落に牛乳を集めて回る。

 

ジャイサルメールではここの村より高く売れるので、その利ざやを稼ぐお仕事のようだ。ローカルな仕事を体験しながら目的地へと向かうのは楽しかった。

 

 

砂地に一本のまっすぐな道を爽快に進んでジャイサルメールに帰ることができた。

 

 

ここからはようやくジャイサルメールの街を散策。

ゴールドとまではいかないが砂漠の黄色に統一された街並みだ。

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ジャイサルメール城塞が台地の上に立っていて、城塞内の街は今も人々が普通に生活をしている。

 

歩いてまわるだけでも十分面白い。

途中親切にされたインド人に話の流れで連れられ服屋に行くことになった。

 

 

これは買わされる流れだな〜って思うでしょう。

 

 

その通りです。笑

 

上下の服を買うことになったけれど、後悔はしていない。今この記事を書いてる今も着てるくらい気に入ってる。

 

 

でも彼の営業力には本当に関心した。

 

実際着てみて涼しかったしデザインも好きだった。

出費するとしてもこれだけと決めていた天井が自然と引き上がってしまった。

 

 

合計1000ルピーの買い物で、ボラれたのかどうかはよくわからないのだが自分の中で納得できたなら良いこととしよう。

 

800で買いたかったけど1000に落ち着くべくして落ち着いた。 これも彼の手のひらの上だったのだろう。

 

 

久しぶりに人とのふれあいを楽しめたジャイサルメール

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早朝の電車で次はブルーシティ、ジョードプルへと向かう。