【ミャンマー①】メーサイタチレク弾丸国境越え
タイ北部の観光地チェンマイに五日間滞在したのだが、うち1日をさらに北の国境の町メーサイへ行って帰ってくるために使った
今回はその時のことについて書く
メーサイから国境を越えてタチレクというミャンマーの町に入ることができる
橋を歩いて渡って国境を越えれるということで、訪れたこともない国なこともあり行くことを決めた
だいたい片道五時間バスの長旅である
往復で1,500円くらいでかなりスペースも広い(日本の夜行バス見習え)
朝8時のバスに乗って向かう
ちなみに帰りのバスの出発時刻は15時半なので、二時間くらいしか滞在はできない笑
乗客は中国人、ローカルな人、バックパッカーっぽい西洋人、僕って感じ
途中大きなチェンライという町で止まり、そこからさらに一時間かかった
バスターミナルに着いてからは、国境行きのソンテウに乗り(15B)イミグレを済ませていく
これがタイ側のイミグレ
まずはタイの出国手続きをする
パスポートと出入国カードを出して、あっという間に終わる
スタンプが押されたことを確認して先に進む
これが国境となっている川だ
そんなに大きくも綺麗でもないけど、国境になっているという事実だけで不思議と立派な川に見えてくる
ちなみにこの写真を撮っている時はタイを出国してミャンマーには入国をしていないのでどこの国にもいない状態と言えるだろう
少し歩くとミャンマー側のイミグレが見えてくる
日本人は現在ビザがいらない(期間限定と思われる)ので、通常入国に500Bほど取られるのだが無料で入ることができた
日本のパスポートは最強、本当にありがたい…
この出入国でおよそ10分間、あっという間の出来事だった
ということでミャンマーに初入国
早速観光に行かないかと運ちゃんに話しかけられまくる
たった二時間たらずじゃ無理無理と適当にあしらいながら国境付近を見ていく
橋を降りると観光客向けの市場がずらりと立ち並んでいる
だいたいどこの国もサングラスとTシャツと、よくわからん電子機器を売ってる気がする
最初の買い物はこのビール
国境の町なこともあり、バーツが使えるので40バーツで購入
長旅だし暑いしでやたらうまく感じた
ここには置いていなかったのであとでミャンマービールも飲もうと決めた
次に買ったのはこの栗
タイでは見かけたことがなく、見ていたら一個試食させてくれた
甘栗に近いけどそこまで甘くはないって感じ
だいぶ口の中の水分を持ってかれるけど、美味しくて食べ出すと止まらない
60バーツで購入
噛んだりして殻を割って中身を食べる
最初は難しいんだけど5,6個目くらいになるとだんだんコツをつかんでうまくなってくる
限られた時間でタチレクを楽しむために、この栗が活躍してくれた
お店で立ってる人に片っ端からあげておしゃべりをする作戦を実行した
やっぱり人は何か貰うと心の距離が縮まるのかもしれないなと思った
今後もこの作戦は使っていこう
この携帯ショップ娘たちは代わりにマンゴーをくれた
青い実を薄くスライスして、塩とかにつけてポリポリ食べる
結構いける、マンゴーだけど全く甘くない
ミャンマー人はタイ人と顔つきがだいぶ違う
少し濃い顔つきで、肌の色も黒め、頰に白い塗料を塗っている人もちらほらいる
文化圏が少し変わった感じがして面白かった
山の民なんだろうなーって感じがする
遅めのお昼も食べてみた
ショーケースに並んでいた、魚のトマト煮のようなものを注文
ご飯も野菜もスープもついてきて勝手に出されてる!?と身構えたが、どうも元からそういうスタイルらしい
これだけあっても40B
途中見つけた酒屋で25Bで買ったミャンマービールとともに食べた
魚は骨が多くて食べにくかったが味付けは良い
米はあんまり美味しくない、日本米とは全然違う
軽くてパサっとした感じ
短時間ではあったけれどある程度満足して国境をでた
国境付近には物乞いが多くいて、コインを入れるための器を持って座り込んでいる
一人の物乞いの横を素通りしたあと、前の男性が盲目の物乞いに数バーツあげていた
その様子を見て習うように自分もいくらかあげた
行き道ではあげなかったし、帰りも通り過ぎた人はいたけれど今の人にはあげた
それはなんでなんだろう、ハンディキャップを抱えていたからなのか、誰かがしていたからなのか
その収入の有無でこの人たちの今日明日はどれほど変わるのだろうか
自分は今、人の命を値踏みしているのだろうか
これまでも何度か自分の道徳心に触れるような出来事はあったが今回が一番心にこびりついた
そんなモヤっとした気持ちを抱えながらタイへと戻り行き道同様ソンテウでバスターミナルへと戻る
本当にわずかな時間だったけれど、タイとは違う顔を僕に見せてくれて暖かく迎え入れてくれたミャンマーに感謝
ここからはまた五時間かけてチェンマイに戻る
夜道で暗いから外の景色もろくに見えない、行きよりも長く感じた
移動が好きだと言ったが、バスはそんなに楽しくないなぁなんてことを思った
翌日はバンコクに戻って注射を打ったりマレーシアへ向かう列車を予約したりとやることがたくさんある
やっとゲストハウスに帰り着いていつものようにフランス人夫婦の旅自慢を聞き、僕も今日撮ってきた写真を見せて、明日もいい日にしましょうって話して眠りについた