現実歪曲空間と信用残高
こんにちはJackです、3/11~17の一週間、東京にきています
今回の記事は3/11にお会いしたとある経営者の方との会話を元に執筆しています
・誰もができないと思うことをできると思わせ実現するための三つの力
・力を発揮していく上で注意すべきこと
を書きます
起業家や事業をつくる人に知ってほしい考え方です!
現実歪曲空間とは
現実歪曲空間(げんじつわいきょくくうかん、英: Reality distortion field / RDF)は、1981年にアップルコンピュータのバド・トリブルが、 同社の共同創設者スティーブ・ジョブズのカリスマ性およびMacintoshプロジェクトに従事する開発者への影響を言い表すために考案した造語である[1]。
ウィキでの説明は上述のとおりです
不可能に見えることがらを、実現できるように感じさせることを指しています
スティーブ・ジョブズのカリスマ性を言い表したものでもあります
よくリーダーに必要な要件としてカリスマ性が挙げられますが、カリスマ性とはなんなのかということを説明できていない場合が多くあります
この記事を読めばカリスマ性の正体や必要性が少し紐解けるのではと思います
現実歪曲空間をつくりあげ社会を変える三つの力
現実歪曲空間をつくりあげて社会を変えるには三つの力が必要となります
- 大きな夢を掲げる力
- 夢が実現すると思わせる力
- 実現させる力
この三つです
一つずつ説明します
大きな夢を掲げる力
大きな夢を掲げる力とは、言い換えればVisionを掲げることとなります
誰しもが聞くだけでワクワクするような、高い志のようなものです
大きな夢を掲げることは誰しもができるわけではありません
自分なんかが掲げるなんて恐れ多い...なんて心情が働きやすく、ある程度盲目的にでも自分の可能性を信じていなければできないことなのかもしれません
例えば、第一志望校を東京大学に据える受験生はどれだけいるでしょうか?
仮に偏差値が高い大学を目指すことが大きな夢だとした時に(現実に偏差値の高い大学を目指す傾向はある)、それでも自分はやっぱりこのレベルの大学にしか受からないだろうなどでどこか手が届きやすい位置の目標を探る気持ちが生まれるはずです
僕もそんな受験生の一人だったと記憶しています
このことからも、たとえ叶える力がないとしても大きな夢を掲げることができることは立派な力の一つだと言えます
夢が実現すると思わせる力
夢が実現すると思わせる力はもっともカリスマ性のイメージに近いものだと思います
こいつなら本当にやってのけてしまうのではないかというその人個人に起因するものや、仕組みを開発することで実現できると思わせる構造を設計する場合もあります
この時点で本当に実現できるかはわからなくても、いい意味で相手を騙せるような力が必要になってきます
闇に舞い降りた天才、アカギはこの力がとても高いのかもしれませんねw
この力がなければ、どれだけ大きくて魅力的な夢を描いてもリソースは集まらず絵に描いた餅に終わってしまいます
ある意味三つの力の中でもっとも外せない部分と言えるでしょう
実現させる力
これはなんとかしてしまう力とも言えます
泥臭く、とにかくできると思わせたのだからなんとかするしかないんだ
そんな遮二無二で、馬力のいるものだと思ってもらえればいいと思います
次に、二つ目の実現すると思わせる力に関係する信用についてお話しします
信用残高とは
「これからは信用持ちが成功する時代だ」
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
キングコングの西野さんなんかがよく言ってたりします
簡単にいうと、これからの時代はどれだけ人から信用されているかで成功できるかがきまる(お金は信用の一つにすぎない)って話です
この信用が尽きると、誰からも相手にされないし逆に信用がたくさんあればたくさんの援助が得やすい
クラウドファンディングは信用が関わる例のひとつとされることが多いでしょう
(成功法などのスキルや情報の有無が結果に大きく影響するので純粋に信用だけとは言えないと思います)
夢を語ることのリスク
「夢は語らなきゃ叶わない」
こんな言葉を耳にしたこともあると思います
これは半分正解で半分間違いだと思います
夢を語ることと、何かを叶えることは別の力だからです
夢を語ることは1つ目の力にあたり、叶えるのは3つ目の力です
夢を語らなければ叶わない、というのは1つ目の力に比重が置かれています
夢をずっと語っているが一向に実現する気配がないとしたらどうでしょう
応援しようとは思わないのではないでしょうか?
いわばオオカミ少年のようなものです
夢は語れば語るほど、叶えられないものも出てきてしまいます
そうすると二つ目の人に夢が実現できると信じさせる力はどんどん弱ってしまいます
そうしていつか自分の信用残高が尽きた時、もう現実歪曲空間を生み出すことはできなくなる
これが夢を語ることのリスクです
三つの力は結びついていて、得意不得意はあれどある程度三つとも機能しなければうまくいかないのです
踏破する例は稀有
「大きな夢を掲げ、それに人の共感を集め、実際に形にする」
このステップを踏破する例は珍しいと言えます
Twitterなどで面白いなと思うサービスを見かけたが、いつの間にか忘れ去っている
こんなことは日常茶飯事です
ほとんどのものが面白そうと思われた段階までしかいけないのです
だからといって確実に実現できるものばかりしていても、大きなことはできない
だからこのステップを踏破することは非常に難しいのです
僕ならどうするか
偉そうに記事を書いておきながら、僕は三つの力を持っていないしステップを踏破できているわけでもないです
どうすればいいのかも模索中です
そんな僕ならどうするかを考えてみました
・三つの力のうち、もっとも長けている/苦手としているものは何か考える
・その理由を考える
・自分にあったやり方を見つけ出して強化/克服する
これに尽きると思います
僕の場合は、1つ目の力が得意で二つ目の力が苦手だと思っています
自分に対する謎の自信があって想像することが好きだから夢を描くことは可能です
でも、失敗して他者からバカだと思われたり攻撃されたくないから不確実なものに人を巻き込むことを恐れます(やるしかないとなって実現する部分には一定の自信はあります)
夢というアウトプットはインプットからしか生まれないのだとしたら、もっと質が高くて膨大なインプットをする必要がある
度胸がないなら、度胸を発揮しなくちゃならない環境に身を置けばいい
どんな環境なら自分は発揮できるだろうか?そうしないとお金が取られる?命を失う?好奇心を満たせる?どんな見返りがあったらするのか、どれだけ繰り返せば度胸はつくのか?
こうして自分にあった方法をみつけて実践することで、自分の大きな夢を実現できる人になれると思います