アイセックを卒業した今、思うこと
2019年2月10日、僕はアイセックを卒業した
僕の大学生活のほとんどだといっても過言ではない
自分でもどんな気持ちになるのか想像がつかなかったし、今もうまく表現できない
それでも形容しがたい今の気持ちを残したいと思った
まず僕がアイセックになぜはいって、この一年どんなことをしたのかを振り返る
どうしてアイセックに入ったのか
合格発表や合格手続きでは、アイセックメンバーが多数ビラを配っていたのでほとんどの新入生は存在を認知している(結構すごいよね)
そんな中偶然網目を通り抜けていた僕は、新歓祭で友人に連れられてブースに行くまでアイセックを知らなかった
その友人は迷った末に別の団体に入ったのだが、彼がいなければ僕は入ることがなかっただろうからわりと感謝している(ちなみに友人は一年後に入る笑)
当時僕は海外にとても強い関心があるわけでも、社会問題を解決したいといった社会性の高い学生ではなかった
だから海外インターンシップの運営をしていると聞いても惹かれかなかったし、社会問題について話されてもピンとこなかった
僕は”自己成長したい”という漠然とした目的のもとに入会を決めた
夢や志を語る先輩の姿を見て、自分もここなら変われるのではないか、目的を見つけられるのではないか、そんな期待があった
中学受験の失敗経験から努力を惜しむようになり、部活に打ち込む熱い青春もなく、大学受験も保身に走った
天才じゃないから...という才能主義や、頑張って失敗したらっていう学習性無気力が強くて、本当にしょうもない人間だったと思う
大学からはそんな自分を打破したいと思い、勇気を持って踏み出した一歩が入会の決断だった
どんな一年だったのか
一言で言うと、とても充実していた
大変なこともあったんだろうけど、意義を感じられていたし”たのしんどい”って感じ
人材管理統括という組織戦略を考える役職を担っていた
社会人の人事さんとは30人はお話しさせてもらったり、思い入れのある新歓を中心となってつくることができた
Talent Managementという部署で共に活動したチームは、すごくバランスがよかった
チームを大切にしてユーモアと調和をもたらしてくれたり、目的志向が強くて推進力の強い奴がいたり、戦略を考えるのが好きで理念や上位概念にこだわりの強い僕がいて...
最後まで一緒にやれてよかったし、彼らのおかげで組織に及ぼせた影響は少なくなかったんじゃないかなと思う
新歓合宿や夏合宿、関西の次年度ミドルリーダー向けの合宿を主催するなど、ハコモノの設計もよく取り組んだ
やっぱり僕は、濃くて普段とは違う熱量を生み出せるハコモノ機会が好きみたいだ
今後もなんらかの形で合宿を手がけていきたいと思う
そして最後の総会...
「悔いても自然と湧き出てしまう感謝だけが美談になる」
最後の総会で話したメッセージの核となる主張だ
押し付けがましいが、あえてそう話したそのまま内容を書く
AIESECは、KBは本当に社会を変えるリーダーが生まれるのを待っているんだと思う
それまで摩耗しながらも必死に牙を隠し持ち続けている
そのポテンシャルはあると思っている
このポテンシャルを最大に引き出せる人間がまだいないし、自分もその一人ではなかったことが辛い
かつてのアイセックはもっと崇高な存在だったはずだ
大人が始めた不条理な戦争に対する、若者の権威への反撃の嚆矢のように
それが今、陳腐になっている
壮大で無謀な理想を掲げて本気で目指すことが崇高さの所以である
それをしなくなったら@erではないしKB Mafiaでもないと思う
そうではない現実がある
80人の有望な若者というリソースを持っていながら、社会を変えることができなかった
悔しさ、自分の非力さを恨み噛み締めて現状不満足な上で、それでも手にしたわずかな勝利や込み上げてくる感謝を肯定をするのが正しい美談だと思う
これだけできていないことがあるし悔いているのに幸せな気持ちが湧き上がる
一年前は大好きな組織に貢献できなくてメンバーを幸せにできない自分の無力さを痛感して、ひたすら泣いていた記憶しかない
その時に1年間組織を担う者として、学生に選ばれる組織にしたいと強く決意したことを覚えている
今年は確かに卒業するメンバーもいたけれど、数多くのメンバーが次年度も活動したいと選択してくれた
そして、MissionであるKB Mafiaをなんども口にしてくれた
その事実に安堵せざるを得なくて、嬉しくて仕方がなかった
まだまだ到底語りつくせないけれど、これが僕の1年間だった
今の素直な気持ち
どこか肩の荷が下りたような開放感がある
自由だと背伸びをしたくなる
これからは属する組織も肩書きも何もなくて、個人で進んでいくことになる
そこに対して寂しさや一抹の不安は覚えるものの、
自ら望んでいたことでもあるのでいよいよだなと高まる気持ちの方が強い
将来への不安もあるが、どちらかというと決まっていないことはまだ何色にも染めることができるから楽しみだ
これからの僕たちは
僕たちはそれぞれの道へと旅立っていく
いろんな道があってバラバラだけど、whyの部分にはどこか共通する部分が確かにある
僕はなんでも自分でしないと気が済まないタチなのだが、不思議と仲間が進む分野や領域はもう任せたと素直に思える
I'm KB MafiaだけじゃなくてWe are KB Mafiaと心から言える、そんな気がしてきた
これからの僕たちの活躍を楽しみにしていてほしい
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