国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

自民党で政策提言をしてみてわかったこと

こんばんはJackです

 

今回は東京滞在中に参加した、日本版ユース・パーラメンと2019「若者からの政党への政策提言」自民党編での学びをお届けします

 

 

 

簡単な会期の説明と流れ

 

本イベントは、日本若者協議会という団体が主催でPoliPoliと連携して複数の国政政党へと政策提言をするという目的で開催されました

 

イベントは三部構成となっており

  • 第一部にて参加者間での提言を行う政策についてのディスカッション
  • 第二部にて若者と議員のパネルディスカッションを通した政策提言
  • 第三部にて希望者による懇親会

という流れで行われました

 

 

ここからは感想と考察をメインで記載していきます 

 

 

 

国会議員の方々と話して感じたこと

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青年局長の佐々木紀議員と記念撮影


僕は今回、国会議員の方と初めてお話ししました

話してみて感じたことを素直にあげると

  • エトスが高そう
  • 言葉に勢いと熱がある
  • 周囲につくられるイメージと譲らない自己のバランスが難しそう

この三点です

 

順に話します

 

エトスが高そう 

高そうという表現でごめんなさいw

でも断定できるほどは話していないし、人ってそんなはっきり分けれるものではないと思うのでこの曖昧な表現にさせていただきます

5人ほど議員さんがいたのですが、誰もが日本をどうするべきかという問いに向き合っていました

 

それが仕事だから当然といえばそれまでなのですが、まず社会や国のことを真っ先に考える人はエトスの強い人だと思っています

 

視座が高い証拠であり、個人のことだけを考えて生きている人間ではないと感じました

 

 

言葉に勢いと熱がある

政治家はやはり口が立つのだなと感じました(これはいい意味で)

大衆に訴えかけて届かなければ社会を変えれないから必要不可欠なことです

 

会話をしているうちに、自然と意識が国家に向いていったり、何か自分にもできるんじゃないか、共に頑張らないとという感情を喚起させられました

 

この感情を喚起しているのは、吐く言葉に温度や熱を感じるし勢いがあるからだと思います

 

短期的にでも聞き手に希望を生み出せることは政治家の重要な資質なのだと感じました

 

周囲につくられるイメージと譲らない自己のバランスが難しそう

国民の代表として選出されている以上仕方のないところもありますが、きっとこんな人だろうとか理想の議員像という色眼鏡で見られてしまうと感じました

 

自分自身、最初から少し構えていたり目の前の一人の人間というよりは国会議員というラベルで見ている節がありました

 

みんなからそう見られているとなると、議員さん自身もイメージにそぐうように振舞ってしまうところもあると思います

 

一概に悪いわけではないですが、それで自分の軸がブレたりなくなってしまうとよくないと思います

 

それができる人なのかを見極めて投票したいし、そんな人格まで探れるような選挙だと良いのにと思います

 

 

参加者やゲストの方々と話して感じたこと 

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PoliPoli CEOの伊藤くんとの写真

 

まず会場の中高生の多さに驚きました

営団体が学生を中心としていることや、選挙権引き下げに伴う関心の高まりによるものなのかもしれません

 

被選挙権の引き下げのムーブメントが起こりつつあり、多くの若者がファーストキャリアの1つとして考察する未来は近いと感じました

 

 

余談ですがなんとなく高校の生徒会長っぽい人が多いようでした

顔が広くて人から慕われる力が高く、礼儀正しく流暢に喋れる、そんな感じです

 

 

 

会場で多くの大人に「政治に関心がある、何かしら積極的に機会参加している」だけで感心されることに違和感と危機感を覚えました

 

 

それ以前の人が大多数であることと、実際に影響を及ぼして具体的な行動を起こせている人が少ない証拠であるからです(自戒を込めて)

 

 

国と一緒につくっていくことの難しさも一因だと思います

 

意見を聞く姿勢を見せているだけで取り入れられはしないと感じることが続けば、どこか諦めの感覚が生まれて次第にプレイヤーはいなくなる

 

まだまだハードな領域なのは否めないと思います

 

 

 

正義を理解し合えることと実現することの乖離

 

若者側から議員に行った政策提言のうち、難色を示されたものや違うのではないかという意見が出たものは1つもありませんでした

 

「質の高い提言であり、早急に取り組んでいかなければならないものばかりでした」

このような趣旨の総評をいただきました

 

この一連の意見交換をみて感じたことは、こうなっていかなくちゃいけないという正義はほとんど対立していないということです

 

国は問題を認識しているし、どうなっていくべきかの方向性もそう違わない

 

だけれども法案だったり予算を傾ける、公約に入れるなどの具体的なカタチとなって実現されるまでになかなか至らないのです

 

だからこそ聞いている姿勢だけを見せられていると錯覚してしまうのだと思います

 

事実として国は変化にかかる時間が長い

 

変わらないと諦めるのではなく、国に全てを求めすぎず他の領域で解決すべきことをした上で訴え続ける姿勢が大事であり、その期待感を持たせ続けるのが政治家の役目だと思います

 

 

人のつながりが9割、それは悪なのか?

議員の方々と話していてやはりコネクションの重要性が極めて高い領域だと感じました

 

議員秘書であったり事務所で働く経験を経て政界進出している場合がほとんどでした

 

これは悪いことでしょうか ? 

運はどうしようも無いが、縁は努力だと思っています

その努力に長けていて、様々な縁を築いた人間が政界には多くいるということなのでしょう

 

それ自体は悪いとは思いません

 

ただ、無関心で自主的に縁をつくろうという動きが生まれにくい状況はこのままでは改善されません

たとえば教育の現場に入るなど、縁のつくりやすさは改善されるべきだと感じました