国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

組織におけるイニシエーションの必要性

こんにちは、Jackです

今日の記事は組織におけるイニシエーション(通過儀礼)の有用性について

 

特に僕が所属している学生団体のように、短期スパンで人が入れ替わる組織にこそイニシエーションの存在が欠かせないものとなる

 

今日の話の結論は

正しいイニシエーションを設けることにより

「組織の風土が保たれる」

「経営者やリーダーへの信用が生まれる」

 

 

組織づくりをする上で欠かせない要素だ

自分の組織にはどんなイニシエーションが存在するのか、それは機能しているのかを考えながら読み進めて欲しい

 

 

 

 

 

イニシエーションとは何か

 

前田敦子主演のイニシエーションラブという映画が昔ヒットした 

イニシエーションと聞いてこの映画を想像した人もいるのではないだろうか

 

残念ながら僕は観たことがないのでもし観たことがある人がいればどの辺がイニシエーションなのかコメントで教えて欲しい

 

 

余談はここまでにして、イニシエーションの意味を伝えると

ある集団や社会で、正式な成員として承認されること

また、その手続きや儀式。成人式・入社式はその一形態

byデジタル大辞泉

 

主に人類学で使われる用語であり、歴史で習ったことがあるものでいうと抜歯や割礼といった身体変化によるものが有名だ

 

強い組織をつくるためにみんな歯を抜きましょう、という話ではもちろんない

 

 

組織におけるイニシエーションの例

デジタル大辞泉でも触れられているが入社式や成人式は一つのイニシエーションだ。

他にも意外と身近に組織におけるイニシエーションは存在している

 

身体的なものでいうと以下のようなものがあるだろう

 

 

野球部はほとんどみんな頭を坊主にする。これも一種のイニシエーションと言える

ちなみに僕は野球部に少年野球含め6年ほど在籍していたが、一度も坊主にしたことがない笑

他には極道の世界における刺青もイニシエーションにあたるのだろう

 

 

 

僕の組織では代表を決める選挙が強力なイニシエーションの役割を果たしている

 

短期間で提出を求められるマニフェストの量は膨大だし、組織を守り発展させることができるのかを問いただされる

 

この過程を経て候補人が成長し、組織が経年的に維持されてきているのだ

 

新たに人が入ったり出ていったり、役職につくときにイニシエーションは存在している

 

 

イニシエーションがないとどうなるのか?

イニシエーションがなければ組織の秩序がどんどん廃れていく可能性が高まる

このテーマについて考えた人間しか入会できないとなると組織の価値観はある程度コントロールができる

 

 

入試でいうと足切りラインで最低限の質を担保することができる

もちろん突破できなければ入学できない

 

 

 

そしてぬるっと引き継ぐことを許さない

内と外の区切りをはっきりとつけることができるので、メリハリがつく

 

僕は崇高さを大事に考えるマインドおじさんなので、

覚悟の醸成につながるイニシエーションが無い組織はありえないと考えている

 

しんどいし傷つきたくないからみんなが避けて通りたい

 

それでも避けられずに存在するからイニシエーションたり得るのだ

 

 

良いイニシエーションの条件

 ・イニシエーションを乗り越えた事実と過程を周知すること

謙虚が美徳の日本人でも、イニシエーションは効果が薄くなってしまうのでいけない

縁の下の力持ちではならないのだ

 

「あれだけ血の滲むような努力をして代表になっているんだ」

 

この文脈がリーダーをリーダーだと認めさせるのに大いに役立つのだ

ある種の神聖さがイニシエーションを設けることにより宿る

 

 

・アメと鞭の関係性をつくり出すこと

「このしんどいことを乗り越えられれば、〇〇が手に入る」

この構図を設計できなければイニシエーションは成立しない

 

インセンティブの存在により、

普段なら取り組めないほど過酷なイニシエーションにも挑戦することができるのだ

 

役職の任命はイニシエーションを設けるのに最適だろう

 

 

・希少性を持たせる 

なんどもチャンスがあるものでは、覚悟は生まれない

 

再履修すればいいと言って単位を落とす学生と同じだ

人は逃げ道があるときには腹は決められない

 

もう後が無いという希少性が神聖さを生み出すのだ

 

 

・解釈させる余地を残していること

ただ頭ごなしにこれをしなさいと決められるだけではなく、

なぜそれをしなくてはならないのか考える余地があると尚良い

 

組織の悪習と伝統の違いは、解釈の余地があるかどうかだと考える

 

自分でいいと判断して引き継ぐことが効果を高める

 

決められているからやるという外発的要因だけでなく、

自ら意義を見出すことで内発的動機付けを見込めるからだ

 

まとめ

  • イニシエーションは組織の風土や人材の質を担保に効果的
  • イニシエーションにより区切りをつけ、覚悟を問える
  • イニシエーションは周知され、希少性を有し、インセンティブ設計をした上で解釈の余地を残すことが大事

 

 

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