【ペルー②】地図に載らない浮遊島でエアビーしてみた。
こんにちは。みなさんはおうち時間をいかがお過ごしでしょうか?
今日は珍しく早起きができました。昼夜逆転しかけていたのですがなんとか戻せそうです。昨日はオンラインで大学の授業があり、一年数ヶ月振りの大学の講義でした。
哲学の授業を受けていて、ああなんか大学生っぽいなぁなんてことを五年目のくせにしみじみと感じたり...
この記事がみなさんの退屈しのぎに一役買ってくれたら嬉しいです。
では本編。
アレキパでしっかりと英気を養った僕たちは、チチカカ湖のある町プーノへと向かった。
今回ももちろんバス移動だ。
プーノの町はどことなくネパールっぽさを感じた。レンガ造りの家が多く、アレキパと比べると随分小さな町だ。
今回は4人旅のメリットを最大限活かして、エアビーに泊まることにした。
チチカカ湖には、そこで生えている植物を編んで編んで編みまくって作られた人工島があるのだ。
なんとそこに建てられた手作りの家がエアビーに登録されているのである。
彼らは湖上での生活を遥か昔から続けており、イッテQでイモトも確か取材に来ていたんじゃないだろうか?
こういう島々をウロス島という。
ウロス島を視察するツアーなんかもやっているのだが、それよりもいっそそのうちのどこかの島に泊まる方が安上がりなのでは?と考えたのだ。
プーノのバス停に着いてから、迎えがくるまで少し待った。
迎えのバンに乗って島へと向かう渡し舟のところまでいく。この送迎代金も取られたりしたので、ちょっと想定より高くついたがまあいいだろう。
渡し舟の運転席はこんな感じ。
まさかのトヨタハンドルである。見辛いがサイドバーはスズキだ。禁断のカスタマイズの船で目的地へと向かう。
途中でトタン造りの協会も見かけた。本当に湖上で生活が完結しているのだろう。
さあ彼らの生活圏が見えてきた。
手前には二つの船が写っている。これは島と同じ素材の草で編まれた船で、二年ほどで作り変えるそうだ。
時々船で物売りがやってくるので、ここで必要な食材等を購入する。
どうしても少し物価は高くなるので、なるべく腹持ちの良い大きなパンを買った。
そもそもあんまりレパートリーもないのだが。笑
部屋はこんな感じである。割としっかりしている。島の上に建物を乗せて、ベッドと簡単な水周りを用意、外が見えるようにガラス張りで、テラスがあったりする。二、三日なら問題なく快適に暮らせるんじゃないだろうか?
テラスからの景色はこんな感じ。
空の濃い青さが標高の高さを思わせる。
日差しが結構あったので日中はあったかいが、日が沈むと結構な寒さになる。
お気に入りのインカコーラを飲みながらボヘーっとチチカカ湖を眺めるのはなんとも贅沢な時間だった。
しばらくするとこの島の持ち主で、エアビー周りの経営もしているカルロスが船を漕ぎ出して簡単なツアーをしてくれた。
彼はおじさんに見えるが(失礼w)、なんと29才。
英語ができるしエアビーをするという発想もある。けど普段はのんびりしていて、ボヘーっとする才能を感じるほどゆったり。
船を停泊させる時だけはキリッとした目つきになり、ビタ停めを成功させる。
なぜ今の生活を続けるのか聞いたら、これは祖先から受け継いだもので誇りを持っている。快適だし、都会よりも静かだから好きとのこと。
この生活をいろんな人に知ってもらうためにエアビーなどもしている、と答えてくれた。
この生活は観光用に作ってるわけではなくれっきとしたインカ文明の名残で世界遺産なのだ。
やっぱり人の誇りという感情が好きだ。
ツアーの帰りにカルロスのお父さんが船で帰ってきた。
たくさんの草を積み込んでいる。バランスよく積むのが難しかったり、刈り取るのも硬くて重労働だが、歳を感じさせずにこなしている。
先ほどのんびりしていると言ったが、意外と島の生活もやることはあるのだ。
明け方から午後2時くらいまでかけて草を刈り取ってくる。そして島の土地に重ねてメンテナンスをし続けるのだ。
湖上では集落が存在しており、二千人は暮らしている。月に1.2回近隣住民とコミュニケーションをとるのだそう。
ちなみにシャワーはあるがお湯と呼べない温度で出てくる。
速攻で浴びて震えながら体を拭いた。風邪をひかないように要注意。
水シャワーはすっかり慣れていたけど、つらいものはつらい。w
部屋の暖房はしっかりしてるので、一瞬の我慢だ。
僕のカメラじゃ写せないけど、夜は夜でいいもんだ。
チェックアウトギリギリまで湖を眺めていた。
プーノですることは、チチカカ湖を眺めること。それを一番長くしっかり楽しむなら湖上に泊まったらいいんじゃないだろうか?
もし今後プーノに行く人がいれば、カルロス島をおすすめしたい。
次はマチュピチュのお膝元、古都クスコへと向かう。
もちろんバスでね。