国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

総会の意義とは ~二総を振り返って~

夏合宿の設計と参加などの理由から投稿期間が大きく空いてしまった。これからまた元のペースで発信していく。

 

さて、先日アイセック神戸大学委員会(僕が所属している学生NPO、略称KB)で第二回定例総会が行われた。主に行うことは活動計画のプラン及び予算案の承認、メンバーの入脱会承認である。株式会社ではないので組織の意思決定は株主総会ではなく、全メンバーを議決者とした定例総会(以後、総会)において決定する。

発言は発言権を付与されてからなど堅苦しい時間ではあるが、その分いい効果も多いと改めて感じた。当日を振り返りながら総会の意義を明らかにしていく。

 

 

最初は僕を含んだ経営層が各領域ごとのプランを話す時間がある。この総会という最高意思決定機関において活動計画の承認をもらわなければならないという制度が、経営層が活動計画をしっかりと考察する強制力をもたせている側面がある。特に一総ではYP(Year Plan)の承認があり、役職に就任して間もない能力として未熟な時期に追い込まれながらアウトプットを出すことが短期間での急成長を後押ししていると思う。

 

僕が今回話したのは後期の活動方針とその背景共有、そしてその計画を実行する自分自身の意気込みや思いについてだ。

jackshima.hatenablog.com

この記事で書いているような自分の理想を話したり、その理想と今の活動がどうつながっているのかについて話させてもらった。この「自身の理想と活動のつながり」は大きなテーマとなり、夏合宿において4時間越えのセッションをつくることになるきっかけになった。この内容についても後日記載することとする。

 

 

次はプロジェクトを率いるプロジェクトリーダーの活動計画の承認の時間だ。プロジェクトリーダーごとに語ることは様々だったが、皆感謝と苦労、後悔などいろんな感情を持っているようだった。特にメンバーと経営層の間で板挟みになりながらも、リーダーとしてあり続けるためにもがき苦しんできたことがよく伝わった。

1年前、自分も同じような胸中を打ち明けて泣いたことを覚えている。悔しくて辛い複雑かつなんとも居心地の悪い時間だった。

だからこそ今年はプロジェクトリーダーがこんな思いをせずに済むように支えていきたいと思っていたのにできなかった不甲斐なさに少し凹んだりもしていた。メンバーを愛し続けて活動し続けるプロジェクトリーダーに敬意を持って見方として寄り添っていきたいと改めて思った。

 

 

普段ではなかなか明かされることのない感情をみんなが同じ場をもって知ることができるのは、リーダーとメンバーの心を通わせることにつながる。

U理論で言うとプレゼンテーションにみんなは釘付けになることでダウンローディングからシーイングへと進み、次第に相手の立場になって考えるプレゼンシングを引き起こす。毎回総会の後の打ち上げで、行動の変容を誓ってUの谷を超えるメンバーがいるのは確かだ。

(U理論は以下の記事を参照)

jackshima.hatenablog.com

 

その後にあった退会者のプレゼンテーションはとても印象に残っている。

退会する理由はそれぞれだが、一年間の区切りは三総であり二総で退会するひとは途中で何か他にフルコミットしたいものが見つかったり、団体の価値観と合わないなどが多い。三総の場合は学年による引退のひとが過半数を占める。

 

ある一人のメンバーの話が特に印象深かった。

「自分にはもったいないくらいあったかい場所で。」

もちろん悩みやしんどいこともあっただろうが、それだけしっかりとした居場所を作り上げたプロジェクトをすごく尊敬している。

KBという一つの大きな組織の中に、いろんな居場所があって知らないところですごく感謝したり悩んだりしている。皆が口を揃えて言うのは組織の人の存在への感謝だ。貴重な大学生活の時間を使って活動してくれているからこそ心から良かったありがとうと言ってされる場所であり続けて欲しい。

 

このようなメンバーのプレゼンテーションは各々が団体での活動に向き合わせてくれる。

 

ともにこのKBで活動することは無くなっても、このつながりが大学生かつだけのものではなく、ニュースやメディアでそれぞれの活躍を知り、自分も頑張らないとなと励まされたり、時をしばらくして再開した時に今なそうとしていることや志を変わらず語り合える、そんなKB Mafiaであり続けたいと思った。

 

一年という時間に区切りをつけ、自然とそれまでを省みる。そして感情は揺り動かされ、次の区切りへと思いを固める。

 

 

総会の意義をまとめ直すと

  • 活動計画をしっかりと考察する強制力をもたせること
  • リーダーとメンバーの心を通わせること
  • 各々が団体での活動に向き合うきっかけとなること
  • 区切りをつけて省み、次の区切りへと思いを固めること

になった。

 

次の区切りとなる三総まで、思いを新たにまた進んでいこう。

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